役場の借金返済相談窓口を利用しよう

生活の中にはさまざまな悩みが付き物です。 悩みぬくことで解決することもあれば、解決できない悩みもあります。

借金返済する方法のことで悩んでいる場合、それは一人で考えているべきことではなく、相談すべきテーマです。 なかなかお金や借金のことは相談することができないという気持ちはわかりますが、とくに「毎月の返済が苦しい」など具体的に困っていることがある場合には、少しでも早く借金返済の相談をすべきなのです。

一度、お金のことで返済が滞るなどの症状が出ると、そこから抜け出すことはかなり難しくなります。 上手に借金返済問題を解決するための唯一の方法は、然るべきところに相談することなのです。 では、どこでどのように借金返済の相談をすればいいのでしょうか?

これまで弁護士や司法書士との関わりがなかった方にとって、法律事務所に足を踏み入れるということには勇気がいると思います。 そのような場合にはもっと身近なところに目を向けてみましょう。

相談窓口

たとえば自分が住んでいる地域を担当している市町村役場などには、借金返済に関係する悩みの相談を受け付ける窓口があります。 自治体によって窓口の名称は異なると思いますが、まずは匿名で電話をかけて問い合わせることができます。

できるだけ多重債務になる前に借金返済の相談することで、ケースにあった方法で早期解決を目指すことができます。 すでに多重債務に陥っているという場合でも、諦めることなくさらに深刻な事態へと進む前に借金返済する方法に関して相談をしてください。

債務整理は自己破産だけではない

実際にいろいろと話してみるとわかるのですが、借金問題を解決するための唯一の方法が自己破産だと考えている方にとって、実はそうではないということがはっきりするのがこの機会です。 過度に自己破産をしてしまうかもしれないという恐怖感から、必要以上に物事を明かすことをためらうかもしれませんが、借金でそのように隠し立てすることは何の得にもなりません。

借金に関する法律の専門家の援助のもと、自己破産以外にも借金整理の方法があるのです。 その中には特定調停や個人再生手続きなど、裁判所を介して債務整理を図る方法もあれば、任意整理のように債権者との直接交渉によって毎月の借金返済額などを減らせる場合もあります。

借金問題は物事を先延ばしにしてしまうと、その分だけ切ることのできるカードが少なくなってしまいます。 肝心なのは、借金の返済が苦しいと感じる時点でふさわしい行動を起こすことです。

身内の借金ほど迷惑なものはない

私の親父の話です。 私の親父は長男で兄弟が多かった、私からすると祖父はろくでもなかったようで、家に金を入れなかったそうです。 親父の話だと、食うにも困ったらしいので、大変だったんだろうなぁと当時は聞いていました。

そんな幼少期を過ごし、18歳で東京に出てきた親父ですが、下の弟が借金をこさえたらしく、返済せずに行方をくらませたらしいのです。 当然、その返済は親族に来るわけで、親父が数百万円の借金を背負うことになったそうでした。 いつ支払いが終わったかは分かりませんが、20歳そこそこで数百万円の借金返済は辛かったと思います。

おまけに、親父が30歳前で祖父が首を吊る始末でした。 私が生まれる前に亡くなっていますから顔も見たことがない、写真もない。 結婚してからは、金には余裕があったようでした。 そこそこいい会社に勤めていたので給与は良かったらしいです。

しかし、お袋の金使いが荒くなったらしく、私が高校卒業する頃には貯金がすっからかんでした。 おまけに小額の借金までこさえて返済に苦労する始末でした。 私も借金返済の話しには仰天しました。 もともと両親は仲が良くなかったですが、それから借金のことで連日の大喧嘩となりました。 結局が母の借金が決定打となり両親は離婚しました。

10代にして金の恐ろしさ、借金返済の難しさを知った次第です。 親父は自分で借金をしたことがありませんでしたが、肩代わりばかりだったようで、息子としては周りが腹立たしく思ったものです。 なんだかんだありましたが、親父は今も昔と変わらず生活しています。 タフさ加減には呆れますが。

私も奨学金の返済がありますが、まぁ親父の借金体験に比べたらたいしたことないでしょう。 あの苦労をみたら、私は借金はできません。 [追記]

友人がFXで相当な借金返済をしている

5年ほど前から仲良くしている友人がいるのですが、彼は数年前からFXにのめり込み、借金返済する結果となりました。 会社の先輩から勧められて、少しやり方を覚えて「これなら自分でもできそう」と思ったのか、最初はものすごい勢いで勉強をしていました。

でも、FXで取引をするには彼には資金が足りませんでした。 先輩から教えてもらったノウハウで食っていくためには、最低でも100万円くらい元金が必要とのことでした。 銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシングなどで数件借入をして借金をすることになったのです。

貸金法改正の影響で、年収の3分の1以下は借入ができないということで、借金をする際にその対象にならない銀行系のローンを選んだと聞きました。 最低100万円なので、おそらく借金の合計ではそれ以上は借りていたのだと思います。 でも、せっかく始めたFXも実際はそんなにうまくもいかず、借金で用意した資金はあっという間に底をついてしまいました。

今はどのローン事業者もリボ払いで少額ずつの返済ができるところが多いので、複数件借入していても、毎月の返済額は数万円程度だったと聞きました。 ですが、FXによって見込めるはずの収入がなくなってしまったので、彼はすぐに借金返済に苦労することになってしまいました。

最初に軌道に乗り始めたと思った勢いで会社も辞めてしまっていたので、それから彼が借金返済の地獄で大変な思いをしたのは、想像に難くないと思います。 借金返済のためにすぐに昼間の仕事を決め、夜も居酒屋でアルバイトを始めました。

そして、返済金を含めた生活費を稼がなければいけなかったので、結局忙しさのあまりFXは止めてしまいました。 そんな彼は私と話すたびに「どんな理由があろうと、借金だけはするものじゃない」といつも言います。 私もクレジットカードのキャッシングを少し利用したことがあったので、そんな借金返済に苦労する彼を見ていていつも胸にずしりとくるものがありました。 [追記]

簡単に借りられる流通系のカードローンに注意

ある時、よく利用するショッピングセンターにてカードローンの入会申し込みキャンペーンというものを行っていました。 カードを作るといつもの買い物に提示するだけでポイントも貯まるし、現金が必要になったときには借金となりますがATMで簡単に借りられるのだそうです。 主婦だから申込は無理だと断ったんですが、それでも大丈夫だと勧誘されたので試しにと申し込んでみることにしました。 するとあっさり審査通過しました。

そんなある日、知人の結婚式に招待されたのですが、急な話だったので祝儀を用意するだけで精いっぱいでした。 でも久しぶりに会う友人もいますし、どうにか新しい服が欲しいという欲が沸々と湧きあがってきたのです。 「そういえばカードローンがあった!」と思い出し、借金となりますがATMで現金を借りることにしました。

最初は披露宴に着ていく服だけを買うつもりだったのですが、欲が出てしまいその服に合うバッグや靴、そして美容院代やネイル代と次々借りてしまいました。 髪型や服が好評だったもので調子にのり、その後もちょくちょく美容代などの名目で借りるようになりました。 当然ですが借りれば借りるほど月々の借金返済額も増えていくんですよね。

借金が利用可能額の30万円いっぱいになるまで、そう時間はかかりませんでした。 収入がない専業主婦なのでこれ以上借金は増えませんでしたが、しばらくは家計を切り詰めて借金の返済に集中しました。 食費の切り詰めなど、返済のために家族に申し訳ないことをしたなと反省しています。 [追記]

在宅ワーク失敗で借金が一気に増加

住宅ローンに子供の教育ローンなど、必要なものではありますが借金には変わりありません。 少しでも借金返済の足しになればと思い、在宅ワークを始めることにしました。 在宅ワークは隙間時間にできますし、家事もおろそかにならないだろうと安易に考えてたのですが…その考えが甘かった!

まず、仕事を得ようと登録したところでは登録費を取られました。 それでも後で儲けがあればいいと思ったので、軽い気持ちでクレジットカードのキャッシングをして登録費を払いました。 始めてみたものの、思ったよりも時間と手間がかかりますし頑張った割にはなかなか大きな収入にはつながりません。 こんなことなら近所のスーパーのレジのパートに出てた方がよかったのではないかと後悔しました。

それでも報酬があればよかったのですが、支払いは最初の2ヶ月のみで3ヶ月目以降からは音沙汰なしです。 どうやら騙されてしまったようです。 最初の登録費と機材の購入費で初期費用は数10万円、結局マイナスとなり借金返済だけが残ってしまいました。

どうにか登録費と働いた分のお金だけでも取り戻したいのですが、登録会社は雲隠れして泣き寝入り状態です。 とにかく残った借金の返済をしなくてはいけませんので、欲は出さずに短時間のパートを探しました。 パート収入は特に高いわけではありませんが、確実に毎月手元に入ってきます。 そのことによって計画的に借金返済が続けられているので、これが私に合っている方法なのだなとつくづく感じています。 [追記]

借金によって心のゆとりを失う

過去の話しですが、一時心のゆとりを失うぐらい多くの借金返済がありました。 ちょうど、あの3月11日に起こった、東日本大震災の直後です。 津波などの震災だけでなく、原子力発電所の事故で放射能が大量に漏れるという全体未聞の事件が起きた時の事です。 私の住んでいる地域は、海から離れているので津波の影響はなかったのですが地震の揺れで塀が壊れたり、屋根のかわらが落ちたりしていました。

その頃は仕事が出来る状態ではなかった為、生活保護を受けてカツカツ状態で生活をしていました。 実家の屋根も瓦が落ちて破損をしたため、瓦の全交換が必要となりました。 業者さんに依頼しても多忙なため、すぐには取りかかってもらえなかったのですが、依頼してから3か月後ほどに瓦の交換作業を行ってもらいました。 費用は約40万円です。 即金で支払う必要があったため、裕福な知人から借金をしてその費用を賄いました。 借金をするための条件は毎月2万円ずつの返済で、利息は10%ということで双方が了承しました。

本当は生活保護を受けている間は、借金の返済をしてはいけないのですが、大地震と言う特別な事情があったので、止む負えないと思っています。 生活保護費の中から一部を借金返済に充てていたのですが、働ける年齢という事で保護費は徐々に減額をされていきました。 震災後から約半年で職場復帰することができ、生活保護を受けなくても済む様になりました。 勤めていた会社も地震の影響をかなり受けたのですが、倒産することなく会社が残ってくれて職場に復帰できたので本当に良かったです。

震災を受けて感じたことは、いつ災害が発生しても大丈夫な様に備えることが大切だという事です。 非常事態に備えて備蓄用の食料や水を確保するだけでなく、お金も手元にある程度は置いておいた方が良いです。 万一ATMが暫く使えなくても大丈夫なようにタンス預金も必要だと感じました。 私の場合は、震災後に借金返済で少しばかり苦労をしましたが、貯金があれば借金を作らずに済んで、精神的にもゆとりができただろうと実感しています。 [追記]